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Power Automateの処理結果をPower Appsに渡す方法

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ポイント
  • Power Automateで[PowerApp または Flow に応答する]アクションを使用
  • Power Apps側で連携Power Automateを指定
  • Power Apps側で[フロー名].Run関数の実行結果を変数に格納

1. Power Automateで[PowerApp または Flow に応答する]アクションを使用

Power Automateの実行結果をPower Appsに渡すには、Power Automateで[PowerApp または Flow に応答する]アクションを使用します。

009_Power Automate_Power AppsまたはFlowに応答する

今回はssRtn変数に、前アクション[作成]で結合した文字列を渡します。

1) [+Add an output]をクリックします。

011_Power Automate_Power AppsまたはFlowに応答する

2) 今回の戻り値は文字列なので、[テキスト]を設定します。
012_Power Automate_Power AppsまたはFlowに応答する

3) 変数名にssRtnを設定します
013_Power Automate_Power AppsまたはFlowに応答する

4) Enter a value to respond withにマウスカーソルを当て、右横の参照挿入アイコンをクリックします。
014_Power Automate_Power AppsまたはFlowに応答する

5) 1つ前の[作成]アクションの実行結果をssRtn変数に格納したいので、[作成]アクションの[出力]を選択します。

015_Power Automate_Power AppsまたはFlowに応答する
016_Power Automate_Power AppsまたはFlowに応答する

2. Power Apps側で連携Power Automateを指定

Power AppsとPower Automateを連携させる場合、Power Apps側で連携対象のPower Automateを指定する必要があります。

1) Power Appsデザイン画面の左メニューでPower Automateアイコンをクリックします。
001_Power Automateから戻り値を受け取る

2) [+フローの追加]をクリックします。
002_Power Automateから戻り値を受け取る

3) トリガーが[Power Apps(v2)]のPower Automate一覧が表示されるので、該当のPower Automateを選択します。

003_Power Automateから戻り値を受け取る 004_Power Automateから戻り値を受け取る

3. Power Apps側で[フロー名].Run関数の実行結果を変数に格納
今回はボタン押下時に連携Power Automateを実行し、変数ssStringに戻り値を格納し、テキスト入力[TextInput3]に戻り値を設定します。

1) ボタンのonSelectプロパティに式を設定します。
設定する式は下記です。

Set(
ssString,
‘2023-12-01_string_workflow’.Run(
TextInput1.Text,
TextInput2.Text)
)

‘2023-12-01_string_workflow’は連携Power Automateの名前です。

‘Power Automate名’.Runで、Power Appsから連携Power Automateを実行させます。

‘2023-12-01_string_workflow’は引数を2つ受け取るPower Automateなので、Run関数の引数を2つ指定しています。

Power Automate側にいくつ引数を渡すか、はPower Automateトリガー[Power Apps(v2)]で指定しています。

017_Power Automate_Power AppsまたはFlowに応答する

グローバル変数に値を設定する際には、Set関数を指定します。

Set(変数名、設定値)

という書き方をします。